BTOショップ8社を「保証・送料・納期・カスタマイズ・セール周期」で比較 — AI開発もやる人のショップ選び

FRONTIER・サイコム・マウス・TSUKUMO・Lenovoなど8社のBTOショップを、公式記載の保証・送料・納期・カスタマイズ自由度・セール周期で横並び比較。AI開発視点でメモリ上限・電源・VRAM 12GB以上構成の見方も整理する。

8つの店先が並び、クリップボードで相見積もりの項目を照らし合わせているイメージ
AI生成のイメージ画像です

構成が同じなら、ショップの差は「保証と送料」で数千〜数万円になる。

BTOのカスタマイズ画面で悩む時間の半分を、購入条件の確認に回したほうが得なことが多い。

送料だけでも無料〜3,300円の幅があるし、3年保証を付けるとFRONTIERは本体価格の10%、サイコムは税込5%と、ここでも差がつく。

この記事では8社の公式サイト(ご利用ガイド・保証規約・配送・納期ページ)を2026-09-12に読み、書いてあることだけを横並びにした。

順位は付けない。現場で相見積もりを取るときと同じで、単価表を並べて「自分の工事にはどこが合うか」を自分で決めるための材料だ。

構成の決め方そのものは用途別のBTO構成の考え方初心者の選び方に書いたので、今回はショップ側の条件に絞る。

8社比較表(公式記載ベース・2026-09-12確認)

ショップ 保証(標準/延長) 送料(税込) 納期の目安 カスタマイズ自由度 セール周期
FRONTIER 1年センドバック / プレミアム保証で3年(本体価格の10%・グラボ搭載デスクトップ対象) デスクトップ3,300円 当日15時までの注文確定+入金が出荷予定日の基準。即納・アウトレット枠あり セール機は32GBメモリ・1TB SSD・600〜750W電源が中心 週替わり(金曜15時入替)+月替わり
OZgaming 1年 / 初期不良30日(延長保証は明記なし・要確認) トップに「全国送料無料」表記(ガイドには送料別の記述あり・カートで要確認) 商品ページ「3〜5営業日で出荷」、ガイドは「5〜14営業日」(完全受注生産) ケース違いのシリーズ制。構成は固定寄り 決算セール等の季節型
サイコム 1年センドバック / 延長で3年(8万円以下は一律4,000円、8万円超は税込価格の5%) BTO本体1台2,920円(全国一律) 注文確認メール到着日から発生。日数は構成により異なる(一律の明記なし) メーカー・型番を指定してパーツ選択 周期セールなし。AMD/NVIDIA/Intelのバンドル企画が中心
パソコンショップSEVEN 1年センドバック / 延長で3年(料金は明記なし・要確認)。初期不良14日 10万円以上無料、8〜10万円未満1,900円、8万円未満3,800円 直近平均1.4営業日、最大5営業日。有償の短納期オプションあり 300以上のパーツからフルカスタマイズ 日替わりセール+季節セール
パソコンSHOPアーク 通販は購入日より1年(修理はメーカー取次)。初期不良は納品書発行日から12営業日 / BTO延長保証あり(規約ページ参照) 地域別。パソコン(大)は東京1,680円〜沖縄・離島4,480円 BTOは7〜10営業日程度でお届け arkhiveは「カスタム・見積」制。128GBメモリ・1200W電源搭載モデルあり 半期決算セール(2026年は10/1まで)+パーツメーカー企画
マウス/G-Tune 3年無償(2023/4/11以降のデスクトップ・ノート)。センドバック標準 / ピックアップ4年16,500円・5年19,800円 本体は無料(アウトレット等を除く) 3営業日〜製品による。翌営業日出荷サービス(13時まで注文)あり 「あなた仕様にカスタマイズ」。上限は製品ページで要確認 期間限定セール・アウトレット随時(周期の明記なし)
TSUKUMO(G-GEAR) 1年。初期不良1ヶ月(往復送料ショップ負担) / 延長保証あり(規定PDF参照) eX.computer/G-GEARは1台2,200円 構成ごとに営業日表記(3〜5営業日の構成など)。完成品即納は最短当日出荷 メモリ最大64GB、電源はG-GEARブランドPlatinum含め複数 決算セール(9/30 16時まで)・在庫一掃・PICKUPセール
Lenovo Legion 1年引き取り修理 / 最大5年に延長可(オンサイトへのアップグレードも可) 「税込・送料無料」表記 出荷目安「最短1〜2営業日」〜「最短1週間程度」(一覧フィルタ) カスタマイズモデルと固定構成モデルの2系統。一覧フィルタのメモリ上限は32GB 期間限定の週末セール・タイムセール

表の「要確認」は、公式ページで該当の記述を見つけられなかった項目だ。契約前に必ず各社の最新ページで確かめてほしい。

各社の所見(公式に書いてある範囲で)

FRONTIER。 送料3,300円は8社で高めだが、セール機の標準構成が32GBメモリ・1TB SSDと二刀流の最低ラインを最初から満たしているのが特徴。プレミアム保証は「補修部品がなく修理不可なら同等性能のPCと交換」まで書いてある。

OZgaming。 標準1年、初期不良30日。納期表記がトップと利用ガイドで食い違う(3〜5営業日 vs 5〜14営業日)ので、急ぐ人は注文前に問い合わせたほうがいい。完全受注生産で、注文後の構成変更は受けられない場合があると明記。

サイコム。 送料2,920円は梱包資材費込みの全国一律。延長保証は「保証期間中の修理回数無制限、限度額は購入価格の100%」と条件が具体的。届いたあとから延長保証は追加できない、とも書いてある。

パソコンショップSEVEN。 送料は10万円以上で無料、つまりゲーミングPCならほぼ無料帯。納期の「直近平均1.4営業日」を実績値として公開しているのは珍しい。延長保証に入ると初期不良期間が14日→31日に伸びる。

パソコンSHOPアーク。 元がパーツショップなので、保証は「メーカーへの修理取次」が基本。通販は初期不良12営業日、送料は地域別。BTO確定後の仕様変更は4,000円と明記されていて、決めてから注文する段取りが要る。

マウスコンピューター/G-Tune。 標準3年無償はこの8社で唯一。送料も本体無料。24時間365日サポートと「72時間以内の修理対応(平均)」を掲げている。ピックアップ・オンサイトへの変更は有償。

TSUKUMO(G-GEAR)。 送料2,200円、標準1年。納期を「○営業日の構成」と構成ごとに表記していて、注文日からの出荷予定日の計算例まで公式に載っている。受注生産のため返品・交換は不可。

Lenovo Legion。 メーカー直販で送料無料、標準1年の引き取り修理。BTO専業と違って「固定構成モデル」があり、こちらは出荷が早い代わりに構成をいじれない。延長は最大5年まで。

AI開発視点のチェック3点

構成は用途別記事の「VRAM 12GB以上・メモリ32GB」を前提に、ショップ側で見るのはこの3つ。

  1. メモリの上限と空きスロット。 TSUKUMOは公式ページで最大64GB、アークは128GB搭載モデルが一覧にある。Lenovoの一覧フィルタは32GBまで。ローカルLLMをRAMに置く運用を考えるなら、上限が仕様表に書いてあるショップを選ぶ
  2. 電源容量の選択肢。 FRONTIERのセール機は600〜750W、アークは1200Wモデルまで。GPUを1段上げる余地を残すなら、電源をあとから選べるカスタマイズ画面があるかを見る
  3. VRAM 12GB以上の構成があるか。 TSUKUMOはRTX 5070(12GB)〜5090(32GB)、アークはRTX 5070 Ti(16GB)搭載モデルが公式一覧にある。Lenovoの一覧はLOQ系が6〜8GB中心で、Legion上位はモデルごとに確認が要る

KY活動と同じで、あとから変えにくい箇所(メモリ上限・電源)を先に潰す。GPUは後で換装できるが、電源とマザーの上限は買った瞬間に決まる。

セール周期の使い方

周期が公式に見えているのは、FRONTIER(週替わり・金曜15時〜翌金曜15時、当サイトでも毎週確認)、SEVEN(日替わり)、Lenovo(週末セール)の3社。

決算期に集中するのがアーク(半期決算・10/1まで)、TSUKUMO(決算セール・9/30まで)、OZgaming(決算セール)。

サイコムは周期セールがなく、メーカーのゲームバンドルが実質の値引き枠になる。

週替わり型は「今週の1台を見て、外れなら来週」を繰り返せばいいので、待てる人向け。決算型は期限が切られているぶん、構成を先に固めておかないと締切に追われる。

俺は施工管理の癖で、まず期限のあるほう(決算型)を締切から逆算し、間に合わなければ週替わり型に切り替える段取りにしている。

その週の掲載機は今週のセール機の一覧に、二刀流の最低ラインを満たす機種は二刀流ランキングにまとめているので、条件を決めてから見に行ってほしい。

出典一覧(いずれも2026-09-12確認)


保証と送料は「見積書の下のほう」に書いてある項目だが、そこを読む人が最後に得をする。

※本記事は各社公式サイトの公開情報(2026-09-12時点)に基づく比較です。条件は予告なく変わるため、購入前に必ず各社の最新ページをご確認ください。記事内に体験談・推奨順位は含みません。